スマレジとエアレジの違いを徹底比較|飲食店はどっちを選ぶべき?

飲食店向けにスマレジとエアレジの違いを比較したアイキャッチ画像

「スマレジとエアレジ、結局どっちがいいの?」

POSレジを検討している飲食店オーナーの多くが、
この2つで迷います。

エアレジ:無料で始めやすい
スマレジ:高機能で飲食店向き

選ぶ際に重要なのは…“安さ”ではなく“現場で回るか”です。

この記事では、スマレジとエアレジの違いを現場目線で比較し、どんな飲食店にどちらが向いているかを明確に解説します。

まず結論:飲食店の8割はスマレジの方が合う

迷ってる人向けに先に結論から申し上げますが、飲食店の大半はスマレジのほうがメリットが大きいです。

【エアレジ】
➥小規模かつシンプルな業務内容に向く

【スマレジ】
➥数値分析や人手不足改善にまで手が届く

エアレジは個人経営の小さなお店か、キッチンカーなどテイクアウトメインの業態に限ってはコスパが良いです。

しかしながら小さなお店から初めて、店舗展開をしていくと機能不足から結局スマレジに変えるという事例はかなり多いのも事実です。

スマレジ vs エアレジ | 現場目線も含めて徹底比較!

スマレジとエアレジの違いについて、以下比較表をご参照ください。

項目スマレジエアレジ
運営会社スマレジAirレジ(リクルート)
初期費用0円~(機材代は除く)0円~(機材代は除く)
月額費用無料~有料プランあり基本無料
操作性高機能なため慣れが必要シンプルで初心者向け
飲食店向け機能
ハンディ注文△(別サービス連携)
モバイルオーダー
テーブル管理
複数店舗管理
売上分析◎ 詳細分析可能○ 基本分析中心
在庫管理
顧客管理
権限管理
外部システム連携◎ 非常に豊富
キャッシュレス連携
オフライン利用
サポート体制
小規模店舗との相性
中規模店舗との相性
多店舗展開との相性
カフェ・洋菓子店との相性
居酒屋との相性
焼肉・食べ放題との相性
テイクアウト専門店との相性

基本的にエアレジは、会計作業がスムーズになり締め作業が簡易化できるようになります。

matsu
matsu

ただし[コース料理の詳細設定]であったり、
[現場オペレーション]の改善、[複数店舗の管理]については不向きです。

スマレジであれば、~1万円程度で必要な機能を付け加えることができ、店舗に必要なオプションをつけることが可能です。

スマレジとエアレジの最大の違いは「設計思想」

スマレジとエアレジの最大の違いは、根本的な設計思想にあります。

エアレジはリクルート社の製品であり、「ホットペッパーからの集客がメインな美容院」が導入しているレジという印象です。
※エアレジはホットペッパーサービス利用と連携にあたり、セットで導入を推奨されているものになります。

そのため飲食店にフォーカスを当てるのであれば、機能面やサービス面込みでスマレジの方が向いています。

重要:スマレジとエアレジ、オペレーションへの影響について

スマレジとエアレジでは、現場オペレーションへの影響に差があります。

●エアレジ
会計作業はスムーズになり、レジの締め作業が簡易化する。
でも現場は楽にならない

●スマレジ
注文・会計・管理が連動し簡易化する
ハンディシステム導入によるオペレーションの緩和
無駄な動きが減り適正人員での配置が可能になる

「テイクアウト店で繁盛していて、会計作業をスムーズにし回転率を上げたい」ような場合ですと、エアレジ導入はオススメです。

飲食店の様々な業種に携わってきましたが、こういった限定的な場合を除くと、スマレジの方が飲食店には向いています。

エアレジのよくある失敗パターン

エアレジを導入した後に「失敗したな…」となってしまわないよう、事前に失敗パターンの事例をいくつかご紹介させていただきます。

① 注文数が多くて会計が追いつかない

/よくある業態/
・居酒屋
・焼肉店
・ファミリー業態
・食べ放題

エアレジは会計機能が中心ですので、注文管理や席管理が複雑になると…

  • 注文ミス
  • 打ち忘れ
  • 会計待ち

上記のような問題が発生しやすくなります。
そのため注文が複雑化しやすい業態は避けた方が無難です。


② テーブル管理が大変

例えば30席以上になると、人の記憶だけでは限界がでてきます。

  • どの席が会計済みか
  • どの席が滞在中か
  • 回転率はどうか

など確認が必要な場合、データ上で管理できるシステムが望ましいです。

エアレジは高度なテーブル管理が不得意なので、
結局現場でなんとか管理をしていかないといけません。


③ 売上分析が物足りない

開業直後は特に必要ないかもしれませんが、店舗運営が軌道に乗ると、数値分析から読み取れることも増えてきます。

  • 時間帯別売上
  • 客単価分析
  • 商品ABC分析
  • スタッフ別売上

エアレジは売上分析には対応していますが、詳細分析には対応しておらず、「知りたい数字が分析できない」と後悔する経営者さんもいらっしゃいます。


④ 複数店舗になった

これが実は一番多い失敗になります。
1店舗の時は問題ありませんが、2店舗目ができると…

  • 店舗比較
  • 本部管理
  • メニュー一括変更
  • 権限管理

などが必要になってきます。

「とりあえずエアレジ無料だし、これで初めて後から変えればいいや…」と思っていても、実際変更するのはかなりの時間とリソースがかかります。

変更して新しく導入するPOSレジの教育や落とし込みを考えると、かなりのコストは必要になってくるのは知っておきましょう。

⑤ モバイルオーダー導入時に、追加サービス契約発生、管理が複雑化

近年多いパターンですが、後からモバイルオーダーやハンディシステムなどの導入をする場合、

  • モバイルオーダー
  • ハンディ
  • 予約管理
  • 顧客管理

エアレジの場合は複数サービスの契約が必要になり、想像以上に運用が複雑になることがあります。

また結果、費用が高額になってしまうケースもあるので、注意が必要です。


⑥レジの入れ替えが発生する

エアレジを導入しようと考えているのなら、以下は注意が必要です。

  1. 店舗の30席以上である
  2. 客単価3,000円以上の業態
  3. お客様1名の注文数が多い

このような店舗ではレジの入れ替えが必要になりやすいです。

乗り換える際には「データ移行」などの費用も発生する場合があるので、注意が必要に。

年間の決算の時にも、移行前のデータとレジ入れ替えまでの空白の時期、移行してからのデータなど複雑化し大変だったという経営者の方も多くいます。

スマレジのよくある失敗パターン

次にスマレジを導入した後、失敗したなと感じるパターンについて、いくつかご紹介させていただきます。

① 小規模店なのに高機能すぎた

/よくある業態/

  • 個人カフェ
  • テイクアウト専門店
  • キッチンカー

店舗の規模間が小さく、本来必要なのは「会計」や「売上管理」だけだったのに、

  • ハンディ
  • 在庫管理
  • 顧客管理
  • 分析機能

など店舗では使わない機能まで導入してしまったケース。
要らない機能までつけてしまい、月に数千円のムダが発生してしまった失敗談です。


② 月額費用が想定より高くなった

スマレジ本体は安く見えても、追加機能を入れると月額費用が少し増えます。

  • ハンディ
  • モバイルオーダー
  • 会員管理
  • 予約管理

月に~1万円と、他社のPOSレジと比べて格安で運用ができますが、エアレジと比較すると高く感じてしまうのが特徴です。


③ 導入当初スタッフのミスが増える可能性がある

特にアルバイト比率が高いのが飲食店です。

高機能な分、操作画面や設定項目、修正処理がエアレジと比べると多くなります。

  • 会計ミス
  • 打ち間違い
  • 返品処理ミス

過去に私が管理していた店舗で、アルバイトの教育不足で上記が多発してしまうところもございました。

スマレジは他社POSレジと比べると、簡単に会計業務ができますが、導入当初は操作について理解している方が付き添わないと、ミスが多くなってしまう可能性があります。

大手POSレジではスタッフが一通り、できるようになるまで数日かかるところもあります。
スマレジで教育時間にかかる時間は、3~5分程度で落とし込みができるのが特徴です。

④ 初期設定に時間がかかる

  • メニュー登録
  • カテゴリー設定
  • 税率設定
  • 権限設定

商品数が多い業態ほど大変なので、設計に時間がかかってしまいます。

このあたりでITリテラシーが低く、かつ得意な社員がいなくて、失敗したと感じた人も。

一度設定してしまえば、他の管理店舗もまとめて変更ができるので、初期設定は委託する方もおられます。

⑤ 通信環境からのクレーム

過去に私が管轄していたショッピングモール内の店舗では、Wi-Fiの混線から注文伝票が発行されず、現場が混乱したこともありました。

該当のお店は販売メインの店舗でしたので、隣のお店と距離が近く複数の店舗で混線してしまっていて、復旧に数日時間がかかった記憶がございます。

  • ハンディ接続不良
  • モバイルオーダー遅延

スマレジに限ったことではないですが、クラウド型のPOSは対応策まで用意しておく方が良いです。


⑥ 分析機能を全く使わなかった

高機能POSを導入したのに、店舗責任者である店長が全く活用できていない事例です。

  • 日報
  • 売上分析
  • 客単価分

せっかく自店舗の粗を数値で気づけるチャンスがあるのに、生かすことができなくて失敗したパターン。

「本部で数値管理をしているが、現場では数字を全く追ってくれない…」

教育不足による弊害もありますが、こういった背景からスマレジ導入で失敗したと感じる人が多いです。

スマレジとエアレジ…結局どっちを選ぶべき?

エアレジは費用を抑えてPOSを導入したい、「小規模のカフェ」や「キッチンカーなどのテイクアウト専門店」におすすめ。

スマレジは基本的に万能なので、エアレジが得意な分野以外の業態や複数店舗の場合は導入をオススメします。

失敗パターンエアレジスマレジ
小規模店舗で導入◎向いている△オーバースペックになりやすい
30席以上の飲食店△機能不足になりやすい◎向いている
居酒屋・焼肉など注文数が多い業態△オペレーションが追いつかないことがある◎対応しやすい
多店舗展開△管理機能が不足しやすい◎本部管理しやすい
テーブル管理△弱い◎強い
売上分析△物足りなくなることがある◎詳細分析可能
在庫管理△別管理になりやすい○対応可能
月額コスト◎安い△機能追加で高くなりやすい
初期設定◎簡単△設定項目が多い
スタッフ教育◎覚えやすい△教育が必要
モバイルオーダー導入△追加サービスが増えがち◎連携しやすい
将来的な拡張性△乗り換えが発生しやすい◎拡張しやすい

現在導入したいけど迷っているのであれば、とりあえずスマレジを導入しておくと失敗しません。

実際の現場感(リアル)

実際に現場で運用した私の感覚で言うと、

エアレジ → 「レジ」
スマレジ → 「店舗運営ツール」

体感ですがこの差はかなり大きいと感じています。

スマレジは店舗運営ツールとして非常に優秀です。ただし操作面で、多少慣れないとわからない部分もあります。

スマレジで私が実際現場で困った経験談

テーブル管理画面から、お客様の注文詳細を確認した
➥テーブル管理からデータが消えていて空席の状態に。
 ※実際は仮販売一覧画面にデータが移動していた。
仕様上そうなることを知らずに、伝票が勝手に消えたと焦った経験があります(泣)

初期費用に数百万円かかるような業界大手のPOSなど、様々なレジも扱ってきた経験はあります。

上記のように操作性の面で一度手に汗握る体験があったものの、費用対や店舗管理含めて「スマレジ」はオススメできるPOSレジです。

POSレジ選びで失敗したくないなら、以下の記事も参考にしてみてください。

▶おすすめ記事①
→POS導入を考える方向けの記事です。

飲食店向けPOSレジおすすめ7選【現場経験者が本音で比較】
POSレジ導入したはいいものの、導入店長・スタッフが使いにくいPOSであれば、必ず現場が混乱し崩壊します。 現場からの不平不満により、離職率が高まる危険性もあるので、費用が安価かつ現場目線でも使いやすいものを選ぶことをオススメいたします。

▶おすすめ記事②
→他社POSとの比較記事です。

飲食店がPOSレジ比較で見るべきポイントはここだけ
ではなく、“自店舗の営業スタイルに合っているか” という視点で比較することが、後悔しないPOSレジ選びにつながります。 【クラウドPOSレジ 比較表】 タブレットを使って導入する、現在の主流タイプ。 小規模〜中規模飲食店におすすめ。

▶おすすめ記事③
→判断基準を知っておきたい方向けの記事です。

飲食店POSレジ|失敗する店の共通点とは
飲食店のPOSレジ選びは、 値段・機能・知名度だけで決めてしまうと高確率で失敗します。 私も飲食店で12年以上働いてきた立場で言うと、 「POSレジ導入で失敗した店」には明確な共通点があるのはご存じでしょうか。

まとめ

スマレジとエアレジは、似ているようで全く違います。

エアレジ → 低コスト重視
スマレジ → 効率・成長重視

飲食店で重要なのは、“安さ”よりしっかり現場が“回るか”で選ぶべきです。

  • エアレジで失敗 → 乗り換え多い
  • スマレジで最初から安定

このパターンは本当に多いというのも知っておいてほしいところ。

それぞれ現場経験も踏まえて記事を作成しておりますので、悩み解決の糸口になれれば幸いです。

失敗したくない方はこちら↓

飲食店向けPOSレジおすすめ7選【現場経験者が本音で比較】
POSレジ導入したはいいものの、導入店長・スタッフが使いにくいPOSであれば、必ず現場が混乱し崩壊します。 現場からの不平不満により、離職率が高まる危険性もあるので、費用が安価かつ現場目線でも使いやすいものを選ぶことをオススメいたします。


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